近年楽天のSPUの改悪が相次いでいる状況です。
昨年はPasha、楽天ビューティーなど色々な改悪ニュースで楽天経済圏を苦しめてきました。
また今年も同様に改悪が続くことはほぼ確定な状況です。
まずは4月以降予定されている改悪サービスについて、解説していきたいと思います。
楽天の改悪サービス一覧
「〜2022年3月31」
- 楽天の保険を楽天クレジットカードで支払うと楽天市場でのポイント+1倍が廃止
「2022年4月〜」
- 楽天ポイント進呈ルールの変更(税込価格から税抜価格の付与に変更)
- マネーブリッジの金利優遇が普通預金300万以上で年0.04%(税引後年0.031%)に変更
- 楽天証券の投資信託にかかるポイント付与の条件変更
「2022年」
- 投資信託を楽天クレジット決済した際のポイント還元率の変更
楽天の保険を楽天クレジットカードで支払うと楽天市場でのポイント+1倍が廃止
今までは楽天の保険を楽天クレジットカードで支払うことでSPUを1倍アップさせることができました。
4月からはこのポイントがなくなります。
3月分を支払いした場合、4月にポイントアップの対象となりますが、4月分をクレジットカードで支払ってもポイントアップはありません。
SPU以外に契約するメリットはないので、一気に解約する人が増えそうですね。
詳細は下記を確認してみて下さい。
楽天の保険を楽天クレジットカードで支払うと楽天市場でのポイント+1倍が廃止
楽天ポイント進呈ルールの変更(税込価格から税抜価格の付与に変更)
今までは税込価格でポイント付与されていたものが税抜価格のポイント付与となります。
例えば現在税込2,000円(税抜1,800円、消費税200円)を楽天市場で購入した場合、SPUが10倍は200ポイント付与されています。
4月からは税抜1,800円でポイント計算となりますので、同じSPU10倍だと、180ポイントとなります。
楽天サービスを使う人は大きな痛手になることは確実です。
対象サービス
楽天市場だけと思っている人もいますが、対象は下記の20サービスに対しての変更となります。(2022年3月1日時点)
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- Vacation STAY
- RAXY
- J-LEAGUE ONLINE STORE
- 楽天マガジン
- 楽天西友ネットスーパー
- 楽天Car
- 楽天ぐるなびデリバリー
- 楽天ぐるなびテイクアウト
- 楽天ビューティ
- 楽天イーグルス
- 楽天コレクション
- 楽天チケット
- 楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)
- 楽天シニア
- 楽天エナジー(楽天でんき・楽天ガス)
- Rakuten Super English
- 楽天全国スーパー
- ヴィッセル神戸
変更内容
- 変更前:消費税をポイント進呈対象金額に含む
- 変更後:消費税をポイント進呈対象金額に含まない
詳細は下記を確認してみて下さい。
楽天ポイント進呈ルールの変更(税込価格から税抜価格の付与に変更)
マネーブリッジの優遇金利が普通預金300万以上で年0.04%(税引後年0.031%)に変更
マネーブリッジ設定後に優遇金利が金額関係なく年0.10%(税引後年0.079%)だったのですが、預金300万以上の場合に年0.04%(税引後年0.031%)に変更となります。
あまり預金がない人は変わらずとなりますが、300万以上の預金がある人は注意しましょう。
変更内容
- 変更前:普通預金残高に関係なく一律、年0.10%(税引後年 0.079%)を適用
- 変更後:普通預金残高によって異なる優遇金利を適用
- 普通預金残高300万円以下の部分:年0.10%(税引後年0.079%)
- 普通預金残高300万円を超える部分:年0.04%(税引後年0.031%)
詳細は下記を確認してみて下さい。
マネーブリッジの優遇金利が普通預金300万以上で年0.04%(税引後年0.031%)に変更
楽天証券の投資信託にかかるポイント付与の条件変更
楽天銀行と楽天証券を連携させ、マネーブリッジをすることで「一定の残高を保有している場合にポイント付与」がされていました。
4月からは「一定の残高をはじめて達成した場合」に変更となります。
なので、四月以降は条件を達成してしまうとポイント付与することはなくなります。
残高を継続しても、ポイント付与の観点では意味がなくなります。
変更内容
- 変更前:ポイント獲得条件「一定の残高を保有している場合」
- 変更後:ポイント獲得条件「一定の残高をはじめて達成した場合」
詳細は下記を確認してみて下さい。
投信積立を楽天クレジット決済した際のポイント還元率の変更
楽天クレジットカードで投信積立をするとどれでも100円に対して1ポイント(1%)還元となっています。
しかし9月からは楽天証券の代行手数料が年率0.4%未満の銘柄に対して、500円に1ポイント(0.2%)に変更になります。
変更内容
- 変更前:楽天のクレジットカード決済で全ての銘柄に1%のポイント還元
- 変更後:楽天のクレジットカード決済で楽天証券の代行手数料が年率0.4%未満の銘柄に0.2%のポイント還元
詳細は下記を確認してみて下さい。
まとめ
楽天の改悪サービスをまとめましたが、これからも改悪されるのはほぼ確定です。
元々お得感のあるサービスだっただけに、非常に残念ではあります。
他の競合サービスも検討に入れるべき状況かと思いますので、一度自分が使っているサービスを精査してみてください。